スリランカではサファイア、フビー、キャッツアイ、アレキサンドライト、アクアマリン等ダイヤモンドとエメラルドを除く全ての貴石・半貴石が産出されます。
特にブルーサファイアはスリランカ産のコーンフラワーブルー(矢車草の青色)の物が最高の品質と評価されています。
ルビーについてはビルマ(現ミャンマー)産のビジョンレッドの物が最高と評されています。 スリランカ産のルビーは多少明るい赤色では有りますが、その照りはピジョンレッドを上回る物が有り、故ダイアナ妃に婚約者が送った事で更に評価が上がっています。宝石は自然の産物で有り、非常に長い年月が掛かって形成され、未曾有に産出される物では有りません。 重機等機械設備を使用すれば短期間に大量の宝石を産出することが可能ですが、これでは産出時に宝石の相場が急落し、併せて宝石の埋蔵が短期間で枯渇してしまいます。 これらの観点からスリランカでは国の政策として宝石の採掘に重機の使用を禁止し、全ての宝石は手堀で採掘されています。 |